オステオパシーについて
オステオパシーとは?
オステオパシーとは、身体を一つのまとまりとして捉え、
骨・関節・筋肉・神経・膜などの構造と働きの関係を重視する施術体系です。
私達オステオパシーの施術者は、
「なぜその症状が起こっているのか?」を
身体全体の声(訴え)
を聞きながら慎重に考察します。
痛みのある場所だけでなく、身体全体の状態や生活背景を確認し、
適切な対応を考えます。
症状が出ているところだけにとらわれず、
身体全体から考えることがオステオパシーの特徴です。
一般的な治療とオステオパシーの違い
例えば、頭痛の症状で悩んでいる方がいたとします。
頭痛にはさまざまな種類があり、
首や肩の筋肉の緊張が関係する場合もあります。
しかし、頭痛という症状だけにとらわれていると、
身体のほかの部分との関係を見落とすことがあります。
オステオパシーでは、症状の経過や過去の外傷歴なども確認し、
身体全体の状態を考えます。
頭痛と尾骨の関係を考える一例
例えば、過去に尻もちをついて尾骨を強く打った経験があり、
その後、頭痛を訴える方がいたとします。
頭蓋内から脊柱管内には、脳や脊髄を包む髄膜が連続しており、
硬膜は仙骨部にも付着しています。
オステオパシーでは、こうした解剖学的なつながりも踏まえ、
頭部や首だけでなく、骨盤周辺の状態や過去の外傷についても
確認することがあります。
尾骨への衝撃が必ず頭痛の原因になるという意味ではありません。
症状が出ている場所だけにとらわれず、
身体全体から可能性を探ることが大切です。
症状は身体の警報機
痛みや違和感は、身体の状態に注意を向けるための警報機のような
役割を持っています。ただし、痛みの強さが必ずしも組織の損傷の
大きさを表すわけではありません。
当院では、症状がどのような経過で起こっているのかを丁寧に確認します。
突然の激しい頭痛や麻痺などの神経症状がある場合は、
速やかな医療機関での評価が必要です。
なぜ痛い場所だけを見ないのか
例えば腰痛でも、腰だけに問題があるとは限りません。
股関節や骨盤周辺の動き、仕事やスポーツでの身体の使い方などが、
腰への負担に関係する場合があります。
そのため当院では、腰の状態に加えて、
必要に応じて下肢やほかの部位の動きも確認します。
オステオパシーの基本的な考え方
身体は一つのまとまりである
骨、筋肉、関節、神経、血管、内臓などは、
互いに関係しながら働いています。
身体には自ら調整する働きがある
身体には体温や血圧を調節し、
傷ついた組織を修復しようとする働きがあります。
構造と働きは互いに関係する
関節の動きや筋肉の働きなど、
身体の構造と機能は互いに影響し合っています。
施術はこれらの原則をもとに考える
身体全体の状態を確認し、
一人ひとりに必要な施術を考えます。
当院ではどのような検査を行うのか
問診
症状が始まった時期や経過、過去のけが、
手術歴、生活習慣などを確認します。
身体の動きの確認
姿勢や関節の動き、左右差などを確認します。
手による評価
関節、筋肉、膜・結合組織などに触れ、
動きや緊張の状態を確認します。
こうした評価を組み合わせて施術方針を考えます。
なお、手による評価だけで病気を診断することはありません。
どのような施術を行うのか
オステオパシーには、関節や筋肉、膜・結合組織、
内臓領域、頭蓋領域などに対するさまざまな手技があります。
当院では、すべての方に同じ施術を行うのではなく、
身体の状態に合わせて手技を選択します。
首の痛みなど、具体的な症状については
以下のページでもご案内しています。
FASCIA(膜・結合組織)への施術
FASCIAは、筋肉を包む筋膜だけでなく、
身体のさまざまな組織を包み、支える結合組織を含む概念です。
当院では、こうした組織の状態にも着目して施術を行っています。
世界での認知とオステオパシー教育
オステオパシーは1874年に、
アメリカの医師アンドリュー・テイラー・スティルによって
創始されました。
アメリカでは、DO(Doctor of Osteopathic Medicine)は
医師として認められています。
一方、アメリカ以外では徒手療法を中心に発展した国もあり、
資格や教育制度は国によって異なります。
日本には、アメリカのDOと同じ資格制度はありません。
オステオパシーの教育では、解剖学や生理学などの基礎医学に加え、
オステオパシーの哲学、評価、手技などを学びます。
国際的にも教育の質を高めるための取り組みが行われています。
その一方で、教育制度や資格制度は各国で異なるため、
同じ名称でも活動範囲が異なることがあります。
院長・前田悦宏が学んできたオステオパシー
院長の前田悦宏は、柔道整復師の国家資格を取得し、
2005年からオステオパシーを学び始めました。
2012年に神戸市灘区で
トリニティ オステオパシーを開院しました。
その後も日本トラディショナルオステオパシーカレッジ(JTOC)
で学び、卒業しました。
米国での頭蓋オステオパシー研修や解剖実習にも参加し、
継続して学びを深めています。
2013年からは、日本オステオパシープロフェッショナル協会(JOPA)
の講師として、施術者の育成にも携わっています。
現在も臨床と教育を続けながら、
新しい知識や技術を学んでいます。
オステオパシーと現代科学
オステオパシーには長い歴史がありますが、
そのすべての理論や手技が科学的に証明されているわけではありません。
徒手療法の研究は進められていますが、
症状や手技によって、得られている研究結果は異なります。
当院では、臨床で経験したことと、
科学的に確認されていることを区別しながら、
学びを続けています。
どんな症状も諦めないでほしい
オステオパシーでは、症状が出ている箇所にももちろん目を向けますが、
その症状がなぜ起こっているのか、
身体全体から考えることを大切にしています。
長く続く痛みや不調で悩んでいる方の中には、
何をすればよいのか分からなくなっている方もいると思います。
これまでと違う視点から身体の状態を確認することで、
新たな気づきが得られる場合もあります。
もちろん、オステオパシーですべての症状を改善できるわけではありません。
それでも、今の身体に何が起きているのかを丁寧に確認し、
できることを一緒に考えたい。
どんな症状も諦めないでほしい。
その想いを大切に、日々の施術に取り組んでいます。
是非一度、当院のドアを開いてみて下さい。
初めて来院される方へ
施術内容や料金、アクセスなどは、
以下のページでご案内しています。