オステオパシーについて

オステオパシーとは?

私達オステオパシーの治療家は、「なぜその症状が起こっているのか?」を身体全体の声(訴え)を聞きながら、慎重に考察します。
そしてその原因を探し出しつつ、適切な処置を施していきます。

“症状が出ているところだけ”に処置を施す治療とは一線を画す、洗練された治療体系…

それこそがオステオパシーです。

 

一般的な治療とオステオパシーの違い

例えば、頭痛の症状で悩んでいる方は、一般的には首や肩まわりの関節や筋肉にアプローチすることが多いと思います。
もちろんそこに問題があり症状があることもありますが、頭痛の症状だけにとらわれていると頭痛の本当の原因を見逃すことがあります。

それは、頭蓋骨から骨盤、尾骨まで脊髄を覆う髄膜(硬膜、くも膜、軟膜)による繋がりがあり、過去に尻もちをつき、尾骨を強打した経験がある方は、この硬膜のつながりを通じて頭痛が起こることがあり得るからです。

この頭痛に対して首や肩を施術しても結果が出ることはありません。
症状は身体の警報機であり、身体の働きがうまく出来ないことを伝えるために、発信されています。症状が起こっているメカニズムを正しく解き明かさない限り、根本的な解決をすることは不可能です。

 

世界での認知

オステオパシーは1874年にアメリカのアンドリュー・テイラー・スティル医師(外科医師)によって創設されました。

現在アメリカには、141の認定医学校と37のオステオパシー医学校があり、卒業後は西洋医学の医師と同じ国家試験を受け、合格後は医師と同等の権利を持ちます。

アメリカ以外の国では、手技療法を中心としたパラメディカルとして働いており、その教育はアメリカ オステオパシー医師会(AOA)の傘下であるオステオパシー国際連盟(OIA)によってオステオパシー の教育基準が定められています。
(当院の院長は日本で唯一この教育基準を満たす、日本トラディショナルオステオパシーカレッジの卒業生です。)
オステオパシーは医学であり、仕事として行うためには多くの学習を必要とします。
その学びは大学を卒業したからといって終わるようなものではありません。
なぜなら人間の身体は未だに未知の部分が多くあり、新しく発見された事実などによって身体の解明は日々進んでいくからです。
私たちオステオパシー の実践者は患者さんの健康を預かるものとしての責任を果たせるように日々学び続けています。

 

どんな症状も諦めないでほしい

オステオパシーでは、症状が出ている箇所にももちろん目を向けますが、
その症状があなたの身体の働きがどのようにうまくいっていないのか、
そのメカニズムを解明することを大切にしています。

あなたの悩みが解決しないのは、
本当にみるべきところを気づけていないだけかもしれません。

是非一度、当院のドアを開いてみて下さい!
私はきっとあなたのお役に立てると思います。

前田悦宏