7月13日(土)神戸産業振興センターでJTOC学校説明会が行われました。
私もJOPA理事として説明会に参加させていただきました。
お越しいただいた方の中にはオステオパシーを含め、全く治療をしたことがない方もおり学校に通ってもしっかりと仕事ができる状態まで上達することができるかどうか不安に感じておられたようです。
JTOCでは、こうした全く治療経験のない方でも卒業後には何年も臨床を行っている治療家の方に負けない力を十分に蓄えることができるようにプログラムが形成されています。
まずオステオパシー本科に至るまでに、基礎医学・訓練課程があり、解剖学や触診など基礎医学知識を習得します。これにより本科で実際に人の体に触れ、テクニックを行うことができる準備をします。
本科に入ってからは、1年次はオステオパシーの哲学から始まり、身体の繋がり、そして身体をの表層や危険の少ないテクニックから学んでいきます。そして2年次に整体やカイロプラクティックとは違い、身体全体をみるオステオパシーの特徴的のひとつである内臓マニピュレーションを学びます。
3年次の目玉としては、ヨーロッパの学校を含め他校では受けることができない本場アメリカの頭蓋オステオパシーを学ぶことができます。この内容は、アメリカのサザーランド教育財団(頭蓋オステオパシーの創始者であるサザーランド博士の教えを忠実に行っているオステオパシードクターの団体)の現役講師を務めるドクターが教鞭をとります。またアメリカと同じく生徒4人につき1人のテーブルトレーナーがつきます。このテーブルトレーナーはアメリカで頭蓋の教育を受け、認定を受けた日本人です。私もそのうちの一人です。この内容は数多くの頭蓋セミナーを受講している校長が絶賛するほどの素晴らしい内容です。
そして4年次に、今まで学んできた哲学、解剖学などの知識、治療技術を臨床の場でどのように生かすのかといった臨床方法論や禁忌症について学びます。これにより実際に治療家として働くことへの不安はなくなることでしょう。
オステオパシーが日本に伝わったのは、新渡戸稲造のいた明治時代だといわれています。(催眠術治療法付録に新療法オステオパシーとして紹介されています。)その後、整体などにアレンジされたことなどもあり、オステオパシーという言葉ではなく、整体という言葉が日本に定着してしまったように思います。そして、今までオステオパシーを行っている団体は昔から存在するにも関わらず日本中に広まるような発展を見せることはありませんでした。
そんな中このJOTCが開港することの意味は大きいと思います。海外より選りすぐりの講師が集まり、正当なオステオパシー学校ができたことで今後のオステオパシーの発展は飛躍的に高まるという大きな期待があります。
少しでもオステオパシーに興味のある方は是非、次回の学校説明会に参加してみて下さい。
2013年9月14日(土) 17:15~18:30 場所東陽セントラルホール(東京)
2013年11月2日(土) 17:15~18:30 場所神戸ファッションマート コンベンションルーム1(神戸)
問い合わせ先 078-856-5090 (受付時間 平日 12時から16時30分)
http://jtoc.osteopathy.co.jp/