おはようございます
今日は臨床例を紹介したいと思います
昨日、足の親指を誰かが戸を閉めるときに挟まれてしまった方が来られました。
ぱっと見た感じ、腫れ、皮下出血もあり、音叉テスト陽性で骨折も疑われる状況でしたので、初回は腫れが早くひくように構造を調整して整形外科で念のため診てもらうようにお伝えして終了しました。
その後、レントゲンでは異常はないとのことでしたが、やはり音叉テストでは陽性になるため骨になんらかのダメージを受けていると事が考えられます。それで、痛みがもっとも出ている部位を特定したところ母指の中節骨末端部に局所性圧痛が認めら、骨の律動も他の部位とは異なる動きになっていました。
まあレントゲンで骨折があるにしろないにしろ、オステオパシーでは全身を評価し、治療を行いますので優先順位の高いところから治療をおこないます。そして最後に骨の圧痛部分とバランスを取ろうとしたのですが、バランスを取ろうとすると触れているだけでも痛みが出るので通常とは違う反応だという感覚を受けました。
そこでもう少し詳しく体を見ていくと、骨の圧痛部位のところのフィールド(空間)に凹みのようなものが見つかりました。手をその凹みのところまで近づけると手が当たっていないのに患者さんは痛みや触られているような感覚を得ます。この異常を起こしている空間をバランスがとれるように調整をおこなうと、来るときに正常に歩けず、音叉テストも陽性だったものが、治療後は音叉テストも陰性となり歩行痛もなくなりました。
その部位の治療時間は2~3分でしたが患者さんも痛みが取れたことに驚いていました。
このフィールドとは人間の体にある磁波を出している領域です。オカルトチックに思えるかもしれませんが、みなさんも目をつぶっていても、自分に誰かが近づいてきたりすると近くに人を感じることができると思います。それもこの磁場が関係しています。まあ誰にでもあるものですが目に見えないと認識はしづらいかもしれませんが…
ちょうど今週のガリレオで湯川先生が体の細胞から磁場が出ているといってましたね
体をみるときに構造を見ることは当然もっとも大事なことです。しかし体はそれ以外にもみるべき部分もあります。
人体の奥深さをこれからも追及していきたいと思います