私はオステオパシーを学びはじめて12年目を迎えますが、患者さんのお身体を診させて頂くと未だに新しい気付きを頂きます。
人体の全ては未だに全てが解明されておらず、様々な病気の過程も未知な部分がたくさんあります。
そうした経験からまだまだ人間の見識を学ぶ必要があると日々感じています。
セミナー出席により臨時休診する日には患者さんからは、まだ勉強するんですか?とよく言われることがありますが、人体を探求する事はそんなに簡単ではなく、人生全てをかけても全てを学びきることは出来ない程、学ぶ事は多いものですよと答えています。
何より私の師匠ぎ学び続けているのに弟子の私が学ばないのはおかしいでしょうし、私の周りの先輩の先生方もどんどん新しい知識を得て自分の臨床の発展を目指しておられます。
私がセミナーで学ぶ理由は、
1.自分の足りない知識と技術を知ること
2.先人の研究結果を知ることで、さらなるオステオパシーの発展につなげること
です。
1.については前述しました。
2.についてですが、多くのオステオパシーを学んでおられる方は、オステオパシーはある程度学んだら、オステオパシーの原理と原則に基づいて、自分のオステオパシーをつくりあげようとしていきます。
このことはオステオパシー創始者が望んだことですし、素晴らしいことだと思います。
しかし、個人でオステオパシーを探求するのは人体の未知の領域が多すぎることに対して一人で探求するには難しいとも言えます。
まして日本においてはオステオパシーは国家資格ではなく、アメリカのような研究機関もありません。
ですから、アメリカのオステオパシードクターが研究した最新の知識を教えて頂くことは自分のオステオパシーの発展に大きな影響を与えてくれるのです。
またオステオパシーを伝える仕事をしている中で最近の受講者の方は本を買う方が非常に少なくなっていると感じます。
本には先人の積み上げてきた知識が知恵となって凝縮されています。
本を参考にすれば、セミナーで学ぶこと以外の発見も多くあります。
自分の仕事に誇りを持てるようにこれからも頑張ります!