院長ブログ

オステオパシーと整体・カイロプラクティックの違い

長い間、肩こりや腰痛、膝痛などに悩まされている方の中には、病院で腰痛治療やヘルニア治療、関節痛治療を受けている方も多いと思います。しかし、中にはつらい症状がなかなか改善されないと、お悩みの方も少なくありません。
そのような悩みを解消する方法として、オステオパシーに注目が集まっています。こちらではオステオパシーと、整体・カイロプラクティックとの違いについてご紹介します。

整体との違い

明治37年に新渡戸稲造氏が招聘したオステオパシー創始者スティルの弟子であるミス・リードというドクターによってオステオパシーが日本に持ち込まれました。(催眠術治療法付録「新療法 オステオパシー」記載 参照)その後、大正9年に発行された「山田式整体術」にはオステオパシーの良いところを集めてひとつの治療法、山田式整体術を作ったと記載があることから整体の一部はオステオパシーと密接な関係があることが伺えます。

整体は種類が多く、一言で説明するのは難しいですが、その名の通り骨格のズレや歪みを手技によって正しい位置に戻し、様々な痛みを改善するのが目的です。骨盤矯正などによって骨格を正しい位置に戻すことで、リンパや血流が良くなり、自然治癒力が高まるとされています。これはオステオパシーの考え方に似ている部分だと思います。しかし、現在ではポキポキと骨を鳴らしながら行う整体だけでなく、リラクゼーションの要素を取り入れたソフト整体などもあり、解剖学的な知識や生理学的な知識を考慮せず腰痛、肩こりといった症状に対する手技のやり方にのみ重点を置いているものも見受けられます。

身体を整えるという点ではオステオパシーも整体の1つと言えますが、オステオパシーは骨格だけでなく、身体全体を繋げている膜組織(ファシア)を重要視しています。またオステオパシーで最も大事なことは症状に焦点を当てるのではなく、その症状の原因を見つけることです。症状にお悩みの方のお話に基づいて全身を検査し原因を割り出し、手技を用いて一人一人に合った最適な施術を行うという点が整体との大きな違いになります。

カイロプラクティックとの違い

アメリカのオステオパシー博物館にはカイロプラクティックの創始者であるダニエル・デビット・パーマーが初期のオステオパシーの学校で学んでいたという記録が残っていることから、カイロプラクティックとオステオパシーが似ている部分があることは当然といえます。

カイロプラクティックは、背骨を中心に手技を施し、神経の回復を図ることに重点を置いています。骨格を正常に戻し、自然治癒力の向上を目指すという目的ではオステオパシーと同じように感じます。しかし「背骨の歪みやズレ」と「神経圧迫」がメインのカイロプラクティックに対し、骨格をはじめ神経、内臓、脈管、頭蓋など「身体の全体性」を第一に考え、施術を行うのがオステオパシーなのです。症状の原因を全身から導くオステオパシーと症状の原因を背骨と神経圧迫から考えるカイロプラクティックというところが大きな違いと言えます。

当院では、オステオパシーによる施術で心身の健康づくりをサポートしております。痛みが無いため、小さな赤ちゃんから高齢の方まで、幅広い年代の方にご利用いただいております。身体に関するお悩みをお持ちの際は、神戸市にある当院までお気軽にご相談ください。